令和3年8月9日
一般社団法人東京都ボート協会
競技本部
2021年度東日本タイムトライアルの中止について
いつも弊協会の大会運営へのご理解とご協力、ありがとうございます。
さて先にお知らせしました8月28日(土)実施予定の2021年度東日本タイムトライアル(2000m)ですが、現在首都圏4都道府県下で緊急事態宣言が発令されている中でのコロナ感染の状況を考慮し、検討の結果、中止と致します。
ご承知の様に、昨年春より始まったコロナ感染の拡大は、これまで何回かの波がありました。その中で弊協会競技本部の主催大会に関しては、できる限り開催して競漕の場を提供していくとの方針を基本としつつも、都度その時点での状況を踏まえて判断して参りました。本年はこれまでに実施したお花見レガッタ(4/3,4)および東日本夏季競漕大会(6/20)については、当時いずれも感染は拡大基調にはなく、一定レベルで落ち着いていた状況(東京都の新規感染者数は300人/日程度)でしたので、実施するとの判断を致しました。
しかし現在進行中の第5波については、正に危機的な状況ともいうべきで、これまでとは異なる様相を呈しています。
すなわち単にこれまでよりも格段と感染規模が大きい(現在東京都の新規感染者数は4000~5000人/日程度)のみならず、一段と感染力の強いといわれるデルタ株がその多くを占めること、また感染の多くはワクチン接種のあまり進んでいない50歳代以下の若い世代を中心に広がっていることが特徴です。そして今なお新規感染者数はほぼ連日最高値を更新している有様で、オリンピックは8/8(日)に終了したものの、この先も更に盆休みやパラリンピックの開催と、人の流れを促す要因が続きますので、感染ピークが果たして何時となるのか何とも読めません。従って本大会予定の8/28(土)までに事態が改善の方向に向かうことはまず期待はできないと考えます。
本大会については、エントリーは予定通り行いましたが、数多くの団体、クルーから申し込みを頂き、9月のインカレや全日本を控え、丁度良いタイミングでの2000mの競漕機会ということで、改めて本大会に対する大きな期待を痛感致しました。しかしこうした厳しい状況を考えますと、弊協会としてまず優先すべきは、感染機会を極力低減させる様な方向へもっていくために可能な限りの手は打っていくことであり、従って誠に心苦しい選択でありますが、感染リスク拡大の要因となり得る大会実施はすべきではないと考えた次第であります。
なお既にお支払頂いた出漕料については全額返金したいと存じます。
以上、本大会に関しては、こうした厳しい事情を踏まえた判断を致しました。関係各位におかれてはご理解、御協力のほど、宜しくお願い申し上げます。
以上