2013年7月16日
一般社団法人東京都ボート協会
理事長 檀 上 敏 夫
出漕団体各位
謹啓 炎暑の候、時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、標記大会につきましては、国土庁と東京都が実施されていた「水の週間」事業の一つとして、
昭和56年から開催され「春の早慶戦」「夏の花火大会」に続く、隅田川のイベントとして定着してきた
ところであります。当初参加クルーが集まらず、募集に苦労しておりましたが、実行委員会の各種
企画や運営改善が功を奏し、年々参加クルーが増え抽選するまでになりました。
その中でも特筆すべきは、30余年実施してきた中学生種目は、墨田区内の中学校にボート部を生ませ、
参加した子供たちは三千人を超え、墨田区内のボート人口増大に大きく寄与いたしました。
一方、昨今のマスターズ人口の増大に対応し、参加クルー枠を拡大した結果、「八月第一週は隅田川」
と予定していだだけるまで認知されておりました。 本大会は、当初より実行委員会の費用負担で
運営が行われており、時代の趨勢により運営費の削減が求められる中、当協会として「事業の見直し」
「施設の縮小」「経費削減策の推進」「協賛企業の拡大」「参加費の徴収」等々、本事業継続のために最善の努力を図ってきました。本年も開催を前提に協賛企業様へのお願いを進めてきたところではありますが、大会開催に必要となる協賛金を集める見込みが立たず、13日に開催いたしました当協会連絡会議で、断腸の思いで中止する旨決定した次第であります。
第一回以来、永らくご支援いただきましたみなさまに、厚く御礼申し上げますと共に、本年もご支援いただくご予定であった方々には深くお詫び申し上げます。
本年の大会につきましては、既に受付を開始し参加費もお預かりしている中での中止決定ということで、参加者のみなさまにも大変ご迷惑をおかけする結果になりました。
問題の大きさを真摯に受け止め対応策に全力をつくす覚悟でございますので、ご理解のほどお願いいたします。
謹白